元旦に決勝戦が行われ年明けの風物詩の一つにもなっているサッカー天皇杯!
その魅力の一つに1~4回戦などではJ1クラブを下のカテゴリーが倒してしまうジャイアントキリングの存在があります。
2018年も総年俸が10億越えのJ1の名古屋グランパスにJFLの奈良クラブが挑み死闘の末PKで勝利したかに見えました!
J1クラブとしては2回戦で負けてしまうと興行面でのダメージもありますし、何よりプライドがズタズタになってしまうところだったんですが、
サッカーどころかスポーツとして珍しいやり直しが決定されPK戦をもう一度行うことが発表されています。
そこで今回の記事では
PKやり直し(名古屋VS奈良)理由はフェイント?再試合の会場や日程はいつ?
についてシェアしたいと思います。
PKやり直し(名古屋VS奈良)理由はフェイント?

前半に名古屋グランパスエイトがロスタイムにガブリエル選手がゴールを決めるも、後半に奈良クラブが追いつき1:1の展開になった天皇杯2回戦。
そもそもJ1クラブがしっかり実力を発揮すれば今回の騒動は起きなかったんですが、延長含めて120分間でも決着つかずPK戦に突入しました。
問題が起こったのがこのOK戦で奈良クラブの4番目のキッカーが、PKを蹴る直前に不正なフェイントを入れたと審判がみなします。
PK戦の動画はこちら↓
ルール上だとPK戦でキックフェイントの反則の場合、キック失敗とするのが正しいようなんですが主審はやり直しを指示し結果ゴールが認められています。
その後名古屋グランパスエイトのPKが2人連続で止められ、PK戦最終スコア5─4で奈良クラブの金星と一度は思われました。
ただこのキックフェイントのファールを主審が正しく取っていればその場でグランパスの勝ちになっていたんですね。
しかも、ややこしいのはそれだけでなくこのキックフェイントが審判委員会の公式見解で
「キック前に軸足を数歩動かす動き」について、取材陣に対応した小川佳実審判委員長は「彼は正しいキックであったと最終見解を出した。あれは助走の一部。助走中は何をしても構わないところをフェイントとして判断してしまった」
とフェイントでやり直しを命じたのを誤審であることを認めています。
つまり2重のねじれが生じて
- 試合中の審判の誤審を適応(ファールをとる)→ルール上はPK失敗→その場で名古屋グランパスの勝利
- 試合中の審判の誤審自体が間違い(正当なキック)→蹴りなおし前のPKが成功になる→そのままの進行通りなら奈良クラブの勝利
というかなりややこしい形になっているのでPKの1本目からやり直すというのは妥当な気もしないですね。
発覚したもの後日で、しかも両チームからのアピールではなく第3者の問い合わせで明かになっており
主審は3か月、副審は2か月の審判活動停止も決定しています。
フェイントが理由となってはいますが、審判の誤審・ルールの勘違いなど色々な要素がPKやり直しを引き起こしたんですね。
PKやり直しの再試合の会場や日程はいつ?

試合が行われたのは6月6日で勝者は3回戦の7月11日(水)に駒を進めることが決まっている名古屋グランパスエイトとならクラブの両チーム!
ちなみに3回戦の相手チームはJ1での優勝経験もあるサンフレッチェ広島でどちらにとっても厳しい戦いになることは間違いないでしょう。
会場としては
となると気になるのがPKやり直し:再試合の会場や日程はいつということですが
日本サッカー協会は日時、場所は両クラブと協議して決める。
としか発表していません・・・
場所としては奈良と愛知なので2回戦の舞台となったパロマ瑞穂スタジアムで行われる可能性が高いですが、日程は完全に未定になっています。
奈良クラブの選手はJFLリーグということでアマチュアなので、仕事の都合もあるので平日開催なんてことになったら行けません!なんてケースも出てくるかもしれません・・・
となると土日ですが、JFLは意外にもかなりタイトなスケジュールで3回戦の7月11日までには
- 6月17日(日) コバルトーレ女川(試合会場:石巻)
- 6月24日(日) ヴェルスパ大分(試合会場:奈良)
- 7月1日(日) ヴィアティン三重(試合会場:三重)
- 7月8日(日) テゲバジャーロ宮崎(試合会場:宮崎)
と毎週末にゲームがある状態なんですね!
6月中には決めないといけないと考えると現実的なのは6月23日、6月30日の土曜日あたりでしょうか?
追記:読者様からの指摘で名古屋グランパスの公式サイトでは、6月24日(日)には練習試合があるようです。
リーグ戦の前日にPK戦だけ行うのもどうかと感じますが、いずれにせよ選手の納得のいく形での決着を期待します!
追記として
6月28日にPK戦のみ行われた奈落クラブVS名古屋グランパスエイト。
ちなみに入場無料。6月28日18時からパロマ瑞穂スタジアムにて運命のPKが実施!
結果は・・・
天皇杯やり直しPK戦は7―6で名古屋に軍配が上がりました!
JFLチームの奈良クラブとしては残念ですが全国的な知名度はかなり上がりましたね。
【天皇杯2回戦PK方式やり直し vs.名古屋グランパス】
名古屋21番 成功
6-7で敗戦となりました。名古屋 ◯ × ◯ ◯ ◯ ◯ ◯ ◯
奈 良 ◯ × ◯ ◯ ◯ ◯ ◯ ×#naraclub #grampus— 奈良クラブ (@naraclub_info) 2018年6月28日
まとめとして
サッカーのゲームでは世界的にもかなり稀なケースとなった今回の名古屋グランパスエイトと奈良クラブのPKやり直し。
ルールの解釈間違いやそもそも反則でなかった可能性で勝者がどっちともとれるのでPK再試合自体は行った方がいい気がします。
おそらくTV中継はないですが注目度としては非常に高いので、ネット中継などあれば盛り上がることでしょう!
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